この障害では、ウイルスバスタークラウドを最新版にバージョンアップすることで解決しました。
以下、その顛末をまとめたものです。
はじめに
拙者、トレンドマイクロ社のウイルスバスタークラウドを20年以上にわたって使っています。
CPU使用率が100%近くになるこの障害は、ウイルスバスタークラウドを長く使っていると、たびたび遭遇します。
この障害は、Windowsのバージョンや更新状況により、PCによって発生する場合と発生しない場合があるため、ユーザーもトレンドマイクロ社も対策に苦慮しているのが実情です。
障害発生時の様子
下の画像は、Windows10をスタンバイ状態から復帰させたあとのCPUのパフォーマンスです。
通常、CPUの使用率は数パーセントに満たないくらいなので、かなりの高負荷になっていることが分かります。
ノートPCのファンがかなりの音を立てて回っており、バッテリー運用をした時には瞬く間に消耗してしまいます。
ただ、CPUの高負荷状態は、PCを使い始めてから約30分以内に収まることが多く、また、Windowsの状態によっては殆ど発生しないこともあって、半分我慢して(古いPCなので(-_-;))使っていました。
修正モジュールをインストール
この時点では、拙宅のPCにインストールされているウイルスバスタークラウドのバージョンはVer.16.xでした。
ウイルスバスタークラウドVer.16.xは、公式webで修正モジュールが公開されていました。
修正モジュール適用も改善されず!
早速、修正モジュールをインストールしたのですが、CPUの高負荷は改善されませんでした。
また、Windows updateをおこないましたが、改善されませんでした。
ウイルスバスタークラウドをバージョンアップして解決!
後日、ウイルスバスタークラウドをver.17.xにバージョンアップしたところ、障害が解消されたという情報をキャッチしました。
早速、ウイルスバスタークラウドの公式webでを確認したところ、この記事執筆時点での最新版であるVer.17.xがリリースされていることが判明。
ウイルスバスタークラウドは、同一バージョン内での最新モジュール(例えばver16.x用など)は自動的に適用されます。
しかし、ver.16.xからver.17.xといった「バージョンアップ」は、手動でのインストール作業が必要になってきます。
最新版へバージョンアップ
Ver.17.xをインストール。
こちらの画面はVer.17.xのものです。
最新モジュールが適用されているかは下記画面から確認できます。
なお、この画面では最新バージョンのリリース有無は確認できません。
拙宅もこれで最新版リリースの確認が遅れました。
別途、こまめに公式webでの情報収集やPC起動中のポップアップやバルーンに注意する必要があります。
CPU使用率が劇的に改善
Ver.17.xへのバージョンアップより、CPU使用率が100%近くあったものが劇的に改善されました。
まとめ
今回の障害はウイルスバスタークラウドのバージョンアップで解決しました。
しかし、この障害は冒頭でも触れたとおり、Windowsのバージョンや更新状況により再度発生することが多々あります。
PCの高負荷を感じたときは、ウイルスバスタークラウドの修正モジュールのリリースの有無、バージョンアップ版の有無を確認するのがよさそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。