表題の通り、拙宅では、GeForce GTX 1650 D6を導入しました。
はじめに
今回グラボを導入したのは、Photoshopでエラーが発生し、エラー回避設定をしないと使えなくなったからです。
以下の画像を見ても分かる通り、Photoshop起動後、この画面から展開せず、エラー回避設定をしないとPhotoshopが使えない状況に陥ってしまいました。
Photoshop CCの動作要件は2020年12月現在、DirectX 12が必須となっています。
DirectX 12に対応していないPCでもエラー回避設定をすることでPhotoshop CCは動作しますが、使える機能が一部、制限されてしまいます。
稼働音はとても静か。グラボが入っているか分かりません。
補助電源(6pin)が必要です。
PCへの取り付けは難しくありません。
ドライバーは自動インストールされます。
グラボにしては珍しくフルサイズではなく、カード長が約17cmに抑えられています。
省スペースPCやコンパクトPCへの搭載が可能です。
販売価格は2020年12月現在、約15000JPY前後で推移しています。
ベンチマークとりました。
GeForce GTX 1650 D6とHD Graphics 4000(CPUに内臓)のベンチマークを取り、比較してみました。
今回は、グラボの定番ベンチマーク測定ソフトである「3DMark」を使い、”Fire Strike”,”Time Spy”,”Night Raid”,”Sky Diver”のベンチマークを測定しました。
拙宅では、PCゲームはプレイしないため、3Dベンチマークソフトを使って比較するのはあまり意味がないのかもしれません。
しかし、ここでは純粋にグラボの性能比較をするため、敢えて「3DMark」でベンチマークを取りました。
ベンチマークを取ったPCのスペックは、CPUはivy世代であるCore i5-3570K、メモリ8GB、SSD256GBです。
また、出力解像度?はSXGA (1280×1024)です。
HDサイズの普及により執筆時点ではすっかりレア物となっています。
Fire Strike
GeForce GTX 1650 D6とHD Graphics 4000とでは、実に10倍以上のスコアの開きがありました。
Fire Strikeでどのようなテストが実行されているかは、下記のサイトをご参照ください。
GeForce GTX 1650 D6
HD Graphics 4000
画面キャプチャが一部欠けてしまったのはご愛嬌ということで 😳
Sky Diver
“Sky Diver”は、前章の”Fire Strike”よりも負荷が軽いといわれているベンチマークです。
Sky Diverでどのようなテストが実行されているのかは、下記のサイトをご参照ください。
GeForce GTX 1650 D6
HD Graphics 4000
Time Spy
“Time Spy”は、DirectX 12に対応したグラフィックステストです。
このため、DirectX 12がサポートされていないHD Graphics 4000は、起動すらできませんでした。
“Time Spy”でどのようなテストが実行されているのかは、下記のサイトをご参照ください。
GeForce GTX 1650 D6
HD Graphics 4000
HD Graphics 4000は、DirectX 12がサポートされていないので測定不能、起動すらしませんでした。
Night Raid
“Night Raid”は、前章の”Time Spy”よりも負荷が軽いといわれているベンチマークです。
しかし、”Night Raid”は”Time Spy”と同じくDirectX 12を使っているため、DirectX 11までのサポートとなるHD Graphics 4000では起動できませんでした。
“Night Raid”でどのようなテストが実行されているのかは、下記のサイトをご参照ください。
GeForce GTX 1650 D6
“Time Spy”より軽いベンチマークである”Night Raid”では、スコアが大きく伸びました。
HD Graphics 4000
一方、HD Graphics 4000では測定不能、起動できませんでした。
HD Graphics 4000は、DirectX 11までのサポートとなります。
まとめ
ベンチマークの結果を見ると、PCが爆速になった感じを受けるかもしれませんが、体感上の変化はほとんど感じられません。
一番のメリットは、Photoshopでエラーが出なくなったことと機能制限がなくなったことです。
また、ハードウェア的には、「専用の」グラフィックメモリーができたことでしょうか。
特にPhotoshopの場合は、グラボの性能よりCPUの性能によって性能の差が出る傾向があります。
PCパーツは、PCリプレースや自作PC等に流用する可能性も視野に入れて、長くつかえるものを選びたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。